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  • 三井住友建設/「フェイスカバリング」で社会貢献/作り方のレシピ一般公開

    【熱中症対策と飛沫抑制を両立】

     

     新型コロナウイルスへの対応として、建設現場での熱中症リスクの低減と、飛沫感染の抑制を両立させた『フェイスカバリング』を導入している三井住友建設が、そのレシピの“一般公開”に踏み切る。社会貢献の観点から企業や個人が自由に導入・活用できるように型紙やつくり方を同社ホームページで公表した。広く展開して建設業以外でも活用してもらうことが狙い。

     

     新型コロナウイルス感染症をグループの経営全般に「重大な悪影響を及ぼす可能性がある危機」として位置付ける同社はかねて感染拡大の防止と事業継続の両立に力を入れてきた。

     

     実際に感染防止を目的に飛沫の抑制に優れる不織布マスクの着用を義務付けているが、夏季の屋外作業でのマスクの着用は熱中症の発生リスクにもつながることから、マスクよりも涼冷感のある「フェイスカバリング」を導入。順次、現場に従事する同社の社員とグループ会社の社員、協力会社の作業員(約2万人)への配布を進めている。

     

     同社が採用するフェイスカバリングは形状・素材・寸法・装着感(肌触りや涼冷感)にこだわった“ウィズコロナ”のためのツールの1つ。新日本空調の微粒子可視化システムによって飛沫の抑制に対する効果も確認している。

     

     現場からも好評を得ているため、社会貢献の観点から導入・活用を希望する企業や個人が自由に製作できるように原寸大の型紙や材料、つくり方の手順などのレシピを公開。建設業界だけでなく、屋外の暑熱環境での作業に従事する人や散歩・ジョギングをする人など一般に広く活用してもらうべきと判断した。

     

     つくり方の手順が公開されているのは「あご紐固定タイプ」「頭部固定タイプ」「耳掛けタイプ」の3種類。布地やクリップ(フィッシュクリップ)など身近な材料を使って簡単に製作することができる。

     

     例えば、ヘルメットのあご紐に取り付ける「あご紐固定タイプ」は、30×18cm以上の生地を原寸大の型紙に合わせて裁断。カットした生地の上端部(15-30mm)を折り返して、その両サイドをあご紐に重ねてクリップで留めるだけという手軽さが魅力だ。

     

     生地などの材料さえ用意すれば、短時間で手軽に製作・活用できるメリットがある。

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    掲載日: 2020年7月10日 | presented by 建設通信新聞

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