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プロデューサー10人が決定/会場デザインは藤本壮介氏/万博協会
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【準備活動を本格化】
2025年日本国際博覧会協会(会長・中西宏明経団連会長)は13日、大阪・関西万博のプロデューサー10人を公表した=写真。会場デザインは建築家の藤本壮介氏、会場運営はプランナーの石川勝氏が担当する。このほか8つのテーマ事業ごとに計8人のプロデューサーが就任した。協会では今後、ロゴマークの決定や基本計画のとりまとめ作業、国内外への出展要請など、準備活動を本格化させる。
今回、全体を統括する総合プロデューサーは置かず、その役割は19年に任命した安藤忠雄氏らシニアアドバイザーが担うこととした。また、同アドバイザーとして、映画監督の河瀬直美氏(プロデューサーを兼任)と宇宙飛行士の山崎直子氏を新たに任命した。
発表会見で中西会長は、「プロデューサーは新しいことに取り組んでいる人たちで構成する。関西・大阪から発進する世界へのメッセージという捉え方で盛り上げていきたい」とあいさつした。
藤本氏は「今回の万博では風景がどのように記憶に残るのかを考えている。出来事や新しい技術、未来への希望など、どのように世界で語り継がれていくのかを意識しながら会場計画を考えたい」と抱負を語った。
このほか、プロデューサー全員があいさつの中で新型コロナウイルス感染症について触れた。協会も同感染症についての局面を考慮しつつ、「このような未曾有の局面だからこそ、見えてくる人類の可能性を確認し合い、新たな命のあり様や、社会のかたちを検証し提案する2度とない機会として万博を捉えたい」とのスタンスを示した。
テーマ事業の担当プロデューサーは次のとおり(敬称略)。
▽いのちを知る=福岡伸一(生物学者、青山学院大教授)。
▽いのちを育む=河森正治(アニメーション監督、メカニックデザイナー)。
▽いのちを守る=河瀬直美(映画監督)。
▽いのちをつむぐ=小山薫堂(放送作家)。
▽いのちを拡げる=石黒浩(大阪大栄誉教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)。
▽いのちを高める=中島さち子(音楽家、数学研究者、STEAM教育家)。
▽いのちを磨く=落合陽一(メディアアーティスト)。
▽いのちを響き合わせる=宮田裕章(慶應義塾大教授)。
残り50%掲載日: 2020年7月14日 | presented by 建設通信新聞