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不整地運搬車/遠隔操作で自動走行/操作簡便、同時に複数車運転/熊谷組ら
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>熊谷組は、KATO HICOM(横浜市)、JMUディフェンスシステムズ(京都府舞鶴市)と共同で、不整地運搬車(クローラキャリア)の自動走行技術を開発した。運転席から離れた操作室と不整地運搬車の両方にコンピューターを設置して無線で接続(無線LAN)し、土砂積載場所から搬入場所まで自動で走行する。オペレーターは運転開始や非常停止といった簡便な指示だけで操作できるため、現場で複数の不整地運搬車を同時に運転できる。 自動走行に当たっては、まずオペレーターが操作室から不整地運搬車を遠隔操作で運転し操作内容をコンピューターに記憶する。車体に搭載したGNSS(衛星測位システム)とIMU(慣性計測装置)で測定した車体位置と、記憶した操作情報を組み合わせることで指定の経路を自動走行できる。
従来の土木工事では、土砂運搬のため積込場所から搬出場所までほとんど同一の経路を繰り返し往復する必要があるが、単調な繰り返し作業でありながら運搬経路からの逸脱や車両の離合といった危険があった。運転手の疲労蓄積や集中力低下から生じる事故の危険もあり、同社では運搬作業の安全性と生産性を高める自動走行技術の開発を進めてきた。
残り50%掲載日: 2018年1月31日 | presented by 建設通信新聞