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非建設事業のさらなる拡充へ/成長企業に出資、協業/再生可能エネ関連を強化/清水建設
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>清水建設は、非建設事業のさらなる成長を目的に再生可能エネルギー関連事業の強化に乗り出す。太陽光発電を中心に再生可能エネルギー分野の事業を手掛ける「ネクストエナジー・アンド・リソース」(長野県駒ヶ根市、伊藤敦社長)に出資。同社の製品やノウハウといったリソースを活用して再生可能エネルギーの供給事業を展開する方針だ。
これまで太陽光・風力・バイオマス・中小水力など再生可能エネルギーの活用に積極的な取り組みを進めてきた清水建設が、再生可能エネルギー関連分野で実績のある既存の事業会社に出資するのは初めて。
対象のネクストエナジー・アンド・リソースは、コスト競争力のある高性能な太陽光発電システムや蓄電装置を開発・展開するエネルギープロバイダーとして注目される成長企業。再生可能エネルギーを非建設事業の柱の1つに位置付ける清水建設として、同社との業務提携・協業を起爆剤に関連事業の強化につなげる狙いがある。
例えば、顧客の所有施設の屋根や遊休地に清水建設の費用負担で太陽光発電システムを設置して、つくり出した再生可能エネルギーを購入・自家消費してもらう「再生可能エネルギー導入サービス」や、清水建設が所有する太陽光発電施設からユーザーに再生可能エネルギーを提供する「Non-FIT発電事業」の展開などを見通す。
清水建設は、2019年度から5年間を期間とする現行の中期経営計画で、建設事業の深耕・進化と非建設事業の収益基盤の確立を明記。建設事業で安定的な収益基盤を維持しながら、非建設事業の収益力を高めていくことで、中長期的な収益構造の強化とグループとしての持続的な成長を狙う。
23年度までの5年間を新たな収益基盤を確立するための“先行投資期間”に位置付けるなど、5年間で総額7500億円の投資を計画。再生可能エネルギーなど非建設事業の成長に向けた投資を着実に実施していく方針を打ち出していた。
残り50%掲載日: 2020年7月30日 | presented by 建設通信新聞