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古河電工/6912心光ファイバーケーブル/小径ダクトに敷設
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>古河電気工業は3日、ケーブル断面積に対する光ファイバー本数が1平方mmm当たり10.5コアという世界最高水準のコア密度を持つ細径超多心の6912心光ファイバーケーブルを、既設のデータセンターで広く使っている内径1.25インチ(約32mm)の小径ダクトへの敷設に成功したと発表した。ダクト設備の大幅な改修をせずに、データセンターの大容量化ができるようになる。同社は今後、データセンターの工事事業者に対し、専用の治具や工法トレーニングを提供していく。
同社は今回、90度カーブが3カ所ある内径1.25インチのダクト200mに、外径29mmの同社製6912心光ケーブルを、最大張力38重力㎏で挿通できることを確認した。通常、同ケーブルの推奨ダクトサイズは内径1.5インチになっている。
また、実際に北米のデータセンターで、最大長さ430mの敷設にも成功したという。
従来の業界標準では厳しいとされる環境だが、顧客と合意の上、新たな治具や作業手順によって、劣化や損傷のないダクトへの挿通を実現した。
データトラフィックの急激な増大に伴い、データセンターでは光ファイバーネットワークの大容量化が求められている。従来型864心光ファイバーケーブルから6912心光ファイバーケーブルに置き換えると、通信容量は8倍に拡大する。 ただ、ケーブルを通すダクトの外径制限によって、ダクト設備全体を置き換える大掛かりな工事が必要とされ、 改修費と工期の負担が課題となっていた。
残り50%掲載日: 2020年8月4日 | presented by 建設通信新聞