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電設大手5社/通期4社で減収減益/受注高は1社が増加
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>電気設備工事大手5社の2021年3月期第1四半期決算(個別)が出そろった。各社が未定としていた通期業績予想は、ユアテックを除く4社が公表、いずれも減収減益を見込む。受注高はトーエネックが増加を見込み、関電工、きんでん、九電工の3社は減少する。
各社とも新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける。関電工は、新型コロナの影響による工事の進捗遅れ、人手不足による労務費、購入資材価格の上昇などを理由にしている。
電気設備工事5社の2021年3月期第1四半期決算(個別)。単位100万円、カッコ内は伸び率%、△は損失または減少、下段は通期予想、九電工の通期予想は連結
きんでんは、新型コロナの影響が当面の間継続すると想定。現時点で工事中断などによる業績への影響は軽微だが、建設需要の落ち込みによる受注減少、それに伴う売上高や利益の減少を一定程度見込んだ。
九電工は、第1四半期に発注の先送りや計画の見直しとともに、地域密着営業分野での受注量が1割程度減少したという。新型コロナの影響は第2四半期まで続くと想定し業績予想を公表した。事態の悪化に伴う経済活動停滞がないことが前提のため、状況変化によって業績予想を見直す可能性がある。
トーエネックは、電力会社向け売り上げは堅調に推移すると見込んだ。ただ、屋内線工事や空調管工事の受注環境が一定程度悪化するとみて、製造業などの一般得意先向けの売り上げ減少を見込んでいる。
ユアテックは、 景気の冷え込みに伴う設備投資の抑制によって受注の減少が予想され、 先行き不透明な状況だとして、業績予想を未定とした。
第1四半期の業績は、受注が関電工ときんでんが前年同期比で増え、九電工、ユアテック、 トーエネックの3社が減少した。売上高はトーエネックが増加、 4社は減少した。
残り50%掲載日: 2020年8月4日 | presented by 建設通信新聞