建設技術者向けNEWS

　ニチレキ、ＮＴＴ東日本、ＮＴＴコムウェアは、「真に緊急性を要する要修繕箇所を自動的に見出す技術」を基にしたＡＩ（人工知能）による局部損傷診断技術を完成させた。同技術にＮＴＴコムウェアの「道路不具合検出システム」とＩｏＴ（モノのインターネット）を活用した位置情報サービスを組み合わせ、路面性状測定車を利用した安価な点検・評価方法を確立し、「ｓｍａｒｔ路面点検サービス」として１日からニチレキが提供を始めた。

　同サービスによる点検費用はニチレキの従来のサービスと比較して６０％のコスト削減を実現した。また、新たな評価方法を開発し、道路管理者の維持修繕方法や予算に応じて複数の評価方法から最適なものを選択できる。

　サービス提供に当たっては、「電子地図を活用した現地踏査業務の効率化」「ＧＮＳＳ（衛星測位システム）を活用した路面状況計測業務の効率化」「新たな評価方法の開発とメニュー化」「ＡＩを活用した路面画像評価業務の効率化」「閉域網・データセンターを活用したセキュリティの向上」に取り組むことで、点検コスト低減とサービスメニュー拡充を実現した。