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インプラント工法/地すべり抑止杭で初施工/技研施工 ワンタッチ足場開発
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>技研製作所グループの技研施工(高知市、大平厚社長)は、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)沿線でインプラント工法による地すべり抑止杭工事を初めて施工した=写真。圧入した杭上にワンタッチで取り付けられる足場「GRBプラットフォーム」を開発し、安定的な施工を実現した。土砂災害の事前防災ニーズを見据え、提案を強化する。
現場は、長崎県東彼杵町の九州新幹線彼杵川橋梁工事に伴う工事で、傾斜地な上に地形が複雑な現場の地すべり面で、安定地盤にまで地すべり抑止杭を打ち込み、土塊の移動を固定する。
地すべり抑止杭はこれまで、あらかじめ掘削した穴に既成杭を埋め込む工法が主流となっている。ただ、この現場では、整地して杭材搬送路を確保する際に不安定な地盤に影響を及ぼす恐れがあった。このため、杭材搬送装置などが足場の上を移動できるワンタッチ取付足場のGRBプラットフォームを開発し、仮設を不要にしたことで不安定な地盤を乱さない施工を実現した。施工に当たっては、地下水を通しながら土塊の移動を抑制する飛び杭施工を採用し、施工を効率化する「スキップロックアタッチメント」と、硬質地盤対応の鋼管杭回転切削圧入機「ジャイロパイラー」を適用した。計498mの区間に2列3m間隔で、計172本の鋼管杭を圧入した。工事の元請けは、鹿島・富士ピーエス・梅林JVが担当した。
残り50%掲載日: 2020年8月19日 | presented by 建設通信新聞