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  • 五洋建設/BIM統括管理で鉄骨工事版/広島、松山の現場で運用

     五洋建設は、BIMモデルを使って建築工事を統括管理する「五洋建設統合施工管理システム」(PiCOMS=ピーコムス)の鉄骨工事版「PiCOMS-S」を開発した。広島市と松山市の2現場で運用を開始し、鉄骨建方や外壁取付工事の進捗管理にも適用する。

     

     従来の鉄骨工事では、鉄骨製作図の作図・承認、鉄骨部材製作といった進捗状況を担当者だけ把握していることが多く、各工程の進捗管理も担当者に依存していた。

     

     PiCOMS-Sは、製作図や鉄骨製作の進捗を部材単位のBIMモデルで表現し、進捗状況を“見える化”した。このモデルを工事関係者が共有することで、効果的・効率的な工事管理が可能になる。予定より遅延している場合などは、その部材がハイライトで表示されるため、注意喚起できる。システムは、BIMの習熟や専用の機器が不要で、職員や協力会社がタブレットなどからBIMの3次元モデルを選択して進捗状況を入力する。

     

     運用を開始した現場は、「(仮称) 広島市中区富士見町地区フルサービスホテル建設工事」と 「伊予鉄西ビルビジネスホテル建築工事」で、 工事関係者の指示・報告といった管理業務を20%程度削減できる見込み。

     

     PiCOMSについては、初弾としてプレキャスト工事版の 「PiCOMS-PCa」 を2019年に開発し、東京都内の再開発現場で運用している。

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    掲載日: 2020年8月20日 | presented by 建設通信新聞

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