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群馬県/官民女性技術者、女子高生が意見交換/建設業のやりがい紹介
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>群馬県は21日、ぐんま男女共同参画センター(前橋市)で建設系学科に在学する女子高校生と女性技術者との意見交換会を開いた=写真。高崎工業高4人、吾妻中央高1人、桐生工業高1人の高校生と、建設会社からは沼田土建の吉田美由紀さん、ヤマトの源田千穂さん、測研の富澤麻美さん、技研コンサルの丸岡真奈美さん、県からは砂防課の飯田浩子さん、伊勢崎土木事務所の島田優里奈さんらが参加した。
建設企画課建設業対策室の岩崎弘室長は「建設産業は安全で快適な暮らしに、なくてはならない。細やかな感性の女性の皆さんが活躍している」とあいさつした。
吉田さんは「一人の力ではできないが、現場に関わるさまざまな人と良いコミュニケーションをとることで、良いものができる」と話した。群馬県建設業協会の環境すみずみパトロール隊の取り組みや新技術の活用などを紹介した上で「働く環境は良くなっている。やりがいは申し分ない」と強調した。
源田さんは「やりがいもあり、子育てと両立していきたい」、富澤さんは「有給休暇取得や、時短勤務が活用しやすい職場になっている」、丸岡さんは「自分が関わって完成した道路や橋を将来、子どもに見せるのが楽しみ」と語った。
群馬県の飯田さんは「計6年間の育休をとりながら3人の子育てと両立できた。昔に比べ女性技術者が増えた」、島田さんは「より安全で走行しやすい道路になった時に、やりがいを感じた。所属部署によってさまざまな体験ができる」と説明した。
高校生からは、建設系学科に進学した理由として、兄や父の影響のほか、「形に残る仕事」「土木系の公務員になりたかった」などの声があった。
女性技術者から高校生に対して「就職してからでも仕事は学べる。まずは高校生活を大事にしてほしい」「今後は、より働きやすい業界になる。ぜひ入職してほしい」とエールが送られた。CADについて「就職した会社によってCADは違う。どのようなものを描くのかに、重点を置いて勉強することも大事」とのアドバイスもあった。
最後に高校生からは「働きやすい環境になっていると聞いて安心した。このまま建設業界を目指したい」「仕事に就いてから誇りを持てるよう高校生活を充実させたい」との感想があった。
残り50%掲載日: 2020年8月24日 | presented by 建設通信新聞