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19年水害の被害額 過去最大の2兆1476億円/東日本台風が8割占める/国交省まとめ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省のまとめによると、2019年に発生した水害の被害額(暫定値)は全国で2兆1476億円となり、1年間の津波以外の水害としては1961年の統計開始以降で最大となった。1兆円を超えるのは2年連続。大雨で全国142カ所の河川堤防が決壊し、静岡県や関東甲信地方、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本台風が、全体の8割を占めている。 東日本台風の被害額は約1兆8600億円で、単一の水害としては過去最大。これまでの最大は、1年間の被害額が04年の約2兆0200億円、単一の水害が18年7月に発生した豪雨の約1兆2150億円だった。
19年の被害額は、一般資産等被害額が約1兆5939億円、公共土木施設被害額が約5233億円、公益事業等被害額が約304億円の内訳。
被災建物棟数は、全壊・流失3376棟、半壊1万7792棟、床上浸水2万7509棟、床下浸水5万0229棟の計9万8906棟だった。浸水区域面積は8万0700haで、宅地・その他が2万1937ha、農地が5万8763haの内訳となっている。
1年間の被害額を都道府県別で見ると、福島県の約6716億円が最大で、栃木県の約2547億円、宮城県の約2512億円と続いた。この3県の被害額は過去最大。
国交省は、被害額の算出に当たって使用する係数の19年度単価の設定や、都道府県からの報告内容の精査などを進め、20年度末ごろに確報値を公表する。
残り50%掲載日: 2020年8月24日 | presented by 建設通信新聞