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岩盤、橋、杭基礎など幅広く/ジオファイブ 新型弾性波測定器を販売
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>地盤調査・非破壊検査の機器販売などを手掛けるジオファイブ(さいたま市、五江渕通社長)は、岩盤やコンクリート構造物の弾性波伝播速度を簡単・正確に測れる新製品の販売を始めた。高周波数の加速度センサーも接続可能なため、鋼構造物や杭基礎の健全性評価など、幅広い分野に活用できるのが大きな特長だ。
販売開始したのは、小型の4成分弾性波速度測定器「GeoSEIS-4」=写真。付属のハンマーで岩盤を軽くたたいた時に発生する弾性波を、2m間隔に配置した4個のジオフォン(小型地震計)で検出し、弾性波速度を正確に導き出す。ジオフォンの位置を測線上に水平に延長することで、8成分・12成分のデータ取得による屈折法探査も可能となる。掘削の難易性を調べるリッパビリティ判定にも使えるという。
老朽インフラの増加や目に見えない杭基礎の問題など、社会的ニーズが高まっている分野での活用も見据える。機器にはジオフォンのほかに、高周波数の加速度センサー(アンプ内蔵)を接続できる。これにより、各種鋼構造物の劣化診断や杭基礎の根入れ深さ測定にも対応する。
測定データはSDカードに収録。業界標準の「SEG-1、2」フォーマットを採用し、汎用ソフトでの解析も容易だ。
価格は装置一式88万円(税別)で、初年度に50セットの販売を目指す。外形寸法は259×201×114mm。連続で約20時間測定可能な充電式リチウム電池を内蔵、外部バッテリーも使用できる。
残り50%掲載日: 2020年8月25日 | presented by 建設通信新聞