建設技術者向けNEWS

　厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を踏まえた全国労働衛生週間の対応をまとめた。１０月１－７日の同週間と９月の準備期間中に事業者が各事業場で実施する▽労働衛生に関する優良職場、功績者の表彰▽緊急時の災害を想定した実地訓練などの実施▽労働衛生に関する講習会や見学会の開催－－などは「３密」を避け、十分な感染防止措置を講じた上で取り組むことを求めた。

　厚労省は、建設業労働災害防止協会などの災防団体に対し、感染拡大防止対応に留意するよう通知した。また、都道府県労働局にも通知。講習会などは対面を避けたオンライン形式で実施するなどの具体的な感染拡大防止措置を、各労働局が管内の事業者・事業場に通知する可能性もある。

　災防団体への通知では、事業者による表彰や講習会などの実施に当たり、感染拡大を防ぐために十分留意する必要があることから、同週間の周知にあわせて対応も周知するとした。

　また、同省ホームページ（ＨＰ）に掲載している「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」の活用を勧奨し、事業場の実態に即した実行可能な感染症拡大防止対策を推進する。感染症対応策は、新たな知見が得られるたびに充実していることから、ＨＰの「新型コロナウイルス感染症について」の逐次確認を呼び掛けている。