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  • Z型復興ショベルを現場実証/土砂処理の作業負担13%軽減/薩摩川内市、室蘭工大、JSTが協定

     鹿児島県の薩摩川内市と室蘭工業大学、科学技術振興機構(JST)は、豪雨災害時などに使用できる「Z型復興ショベル」の試作品を実証するため、協定を締結した。同市は、災害復興現場や土木現場などで試作品13本を使用し、使用感などを同大とJSTに報告する。

     

     豪雨災害などからの復興の際には、人手による土砂の搬出が欠かせない。ただ、土木作業用の一般的なショベルは重さや作業時の前屈姿勢による負担などが課題となっている。

     

     室蘭工業大学の吉成哲教授とJSTは、北海道立総合研究機構工業試験場、浅香工業と共同で土砂処理の作業軽減につながるショベルの開発を進めている。2019年度には、柄の部分を直線の棒ではなく、「Z型」にすることで、通常のショベルに比べて約13%の作業負担軽減効果があることが分かった。

     

     今回、同大とJSTが薩摩川内市に復興作業や土木作業で実証するよう依頼した。実証結果は、今後のZ型復興ショベルの研究開発に活用し、実装を目指す。

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    掲載日: 2020年9月7日 | presented by 建設通信新聞

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