建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
国のかたちを考える・対談/松尾豊氏×森昌文氏/AIで生産性を一段と向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省が16年度から本格的に取り組み始めた建設現場の生産性向上策「i-Construction」を深化させる上で、精度が高まる画像認識技術を取り込んだ人工知能(AI)を活用することが切り札となりそうだ。AI研究の第一人者である松尾豊東京大学大学院特任准教授と、国交省の森昌文技監との対談を通じて、建設分野におけるAI活用の可能性を議論してもらった。
--AIの現状と課題を。
■松尾 昨今ブームのように扱われるAIの研究自体は60年前から行われている。重要なのはディープラーニング(深層学習)であり、そこに注力すべきだと以前から申し上げてきた。画像認識の精度が高まっており、機械に人間の目に替わる機能を持たせることによって、物を認識したり、何かを監視したりするなど人が見ないとできなかった仕事が次々と自動化されるようになる。その典型例が「農業」「建設」「食品加工」だと考えている。
人手不足といわれる産業において目の技術を用いて自動化する取り組みが行われると、巨大な産業の変化が起きるはずだ。日本が世界に先駆けて取り組めば、強い産業競争力を得ることができるだろう。建設は非常に重要な分野の一つであり、私の研究室でも建設関係の企業と共に、作業を自動化するプロジェクトを進めている。
残り50%掲載日: 2018年2月9日 | presented by 日刊建設工業新聞