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  • 鹿島ら推進協/空間情報とIoTで管理/施設に実装へ実証実験

    【自律走行バス 常時運行も開始】

     

     鹿島やJR東日本など9社が出資する羽田みらい開発が幹事を務める「羽田第1ゾーンスマートシティ推進協議会」は、先端技術の早期実装に向けた実証実験を「HANEDA INNOVATION CITY」(HICity)で18日から始める。この中で鹿島は、IoT(モノのインターネット)センサーの情報とBIMなどの空間情報を組み合わせ、施設管理業務の効率化やサービスの高度化に取り組む。

     

     同協議会が、国土交通省のスマートシティモデル事業で先行モデルプロジェクトに選定されたことを受けて実証実験するHICityは、羽田空港に隣接する天空橋駅に直結する大規模複合施設で、新たな体験や価値を創造・発信する未来志向のまちづくりを進めている。

     

     この中で鹿島は、施設内に約400個のビーコンやセンサーを設置して人流データや各種モビリティー・ロボットなどの位置情報を取得した上で、BIMなどの空間情報を基盤とした「3D K-Field」を使って「空間情報データ連携基盤」に情報を表示し、施設管理業務の効率化やサービスの高度化を実現する。

     

     また、バカン(東京都千代田区、河野剛進代表取締役)と共同で、施設内の個室トイレにセンサーを設置し、空室情報を配信・表示する。羽田みらい開発やBOLDLY(東京都千代田区、佐治友基社長兼CEO)、マクニカ、日本交通とは、自律走行バスの常時運行を開始する。車両の位置情報などの運行情報は「3D K-Field」で確認できるようにし、車両運行管理業務の効率化に役立てる。複数車両を対象にした遠隔監視システムも実験的に導入する。avatarin(東京都中央区、深堀昂代表取締役CEO)とは、遠隔からの操作とコミュニケーションが可能なアバターロボットを、構内の警備や配送業務に活用する実験も実施する。TIS(東京都新宿区、桑野徹会長兼社長)とは、複数種のロボット(アバターロボットと自律走行配膳ロボット)の統合管理システム「RoboticBase」を実験的に導入する。

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    掲載日: 2020年9月14日 | presented by 建設通信新聞

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