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連載・人事戦略2018/道路舗装
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【競争激化で確保に苦戦/新卒採用 予定どおりはゼロ】
東京五輪需要や維持管理・更新など、今後に控える需要に対応するため道路舗装各社は人材確保への取り組みに力を注いでいる。11社を対象にした調査では、今春の新卒採用予定者数は7社が2017年4月採用実績を上回った。一方、新卒採用者を予定どおり確保できた社はゼロで、6社が「予定枠の確保に苦労した」、4社が「予定枠を確保できなかった」と回答。学生優位の売り手市場により、各社とも採用活動での苦戦を強いられている。
今春の新卒採用者数は前田道路の80人が最多で、鹿島道路が64人、大成ロテックが60人と続く。採用の状況について「売り手市場に加え、各社の動き出しも早く、母集団を思うように増やすことができなかった」(NIPPO)、「内定辞退者が多く苦労した」(日本道路)、「業界各社ともに積極的な採用活動を行っているため、人材の確保に苦労した」(世紀東急工業)など人材獲得競争の激化を指摘する声が目立つ。
現在、積み上がった手持ち工事の施工のピークを迎えている社も多く、既に全社とも自社の技術者について「不足感がある」と回答。その対策として採用枠を拡大する動きが顕在化している。NIPPOは即戦力となる中途採用枠の拡大や、有期雇用契約社員などの社員登用を図ることで不足分の補填を狙う。鹿島道路は女性技術者に加えて、工業高校の採用枠拡大も検討するなど多様な人材の確保に力を注いでいる。
残り50%掲載日: 2018年2月13日 | presented by 建設通信新聞