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経産、国交省/4区域の洋上風力で公募占用指針案/供給価格上限1kW時29円
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>経済産業省と国土交通省は、海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域に指定している一般海域4区域で、洋上風力発電事業を実施する事業者の公募占用指針(案)をまとめた。事業者選定に当たって供給価格を初めて評価対象とし、供給価格上限額を4区域共通で1kW時当たり29円に設定した。10月17日までパブリックコメントを実施している。
公募するのは、▽秋田県能代市・三種町・男鹿市沖▽秋田県由利本荘市沖(北側)▽秋田県由利本荘市沖(南側)▽千葉県銚子市沖--の4区域。対象の発電設備は着床式とする。秋田県由利本荘市沖は、北側と南側のそれぞれの提案に加え、北側と南側の一括提案も受け付け、両区域にとって最も長期的、安定的、効率的な事業が実施できる事業者の組み合わせを選ぶ。
発電設備の出力は、上限を設定しないで、下限は確保されている系統容量から20%を減じた値とする。秋田県能代市・三種町・男鹿市沖は33.2万kW以上、秋田県由利本荘市沖(北側)は29.84万kW以上、秋田県由利本荘市沖(南側)は28.56万kW以上となる。
千葉県銚子市沖は、確保されている系統が2系統(37万kW、18.72万kW)ある。18.72万kWの系統は一般送配電事業者に増設の接続検討申し込みが行われている状況で、公募開始までに変更になる可能性があることから、増設分の系統を公募開始までに確保できた場合はその活用を認め、その場合は2系統のうち容量が小さい方から20%を減じた値を出力の下限とする。
参加資格は、公募第1号案件の長崎県五島市沖と同様の内容で設定した。発電設備の設置・維持管理に必要な人員・物資の輸送に当たり、秋田県能代市・三種町・男鹿市沖は能代港大森埠頭、秋田県由利本荘市沖の北側と南側は秋田港飯島埠頭、千葉県銚子市沖は鹿島港外港公共埠頭を利用可能としている。
公募の実施スケジュールは公募占用指針(案)で明示していないが、両省は11月ごろに公募を始め、2021年秋に事業者を選定する考えだ。
残り50%掲載日: 2020年9月24日 | presented by 建設通信新聞