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  • 沖電気工業 社会実装の取組み進展/AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト

    【AIエッジ戦略が奏功】

     

     沖電気工業は、東京都千代田区の東京ミッドタウン日比谷で「AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト」を開催した=写真。AI(人工知能)エッジの社会実装に向けた取り組みと成果を広く周知することが狙い。昨年10月にAIエッジコンピューター「AE2100」を発表してから約1年。同社の“AIエッジ戦略”は着実な進展を見せている。

     

     AIエッジコンピューティングは、 豊富なデータを蓄積・処理できるクラウドサーバーなどを介して行われてきたAIによる処理を、 より現場に近いエッジデバイス (エッジ領域)で汎用的に実行させる仕組み。リアルタイム性が求められる現場での活用が期待される技術だ。

     

     実際に“エッジ領域”での高速かつ効率的なAI処理を実現する同社のAIエッジコンピューターは、現場から取り込んだセンシングデータを現場(エッジ領域)で解析することが可能。リアルタイム性など、スピード感のある対応が問われる異常検知・予測などでの積極的な活用が見込まれる。

     

    ■21年度に次期AIエッジコンピューター投入

     

     第1部のカンファレンスで「AIエッジ戦略と社会実装への取り組み」をテーマに講演した坪井正志取締役専務執行役員ソリューションシステム事業本部長は「最新技術を駆使して世の中のデジタル化を進めたい。特にAIエッジというキーワードにこだわって取り組んでいる」と強調。

     

     同日発表したリアルタイムリモートモニタリングシステム「フライングビュー」商品化に向けた評価機の提供開始など社会実装を進める中で、取り組みの中核となるAIエッジコンピューターのバージョンアップに言及し、2021年度にその性能を大幅に向上させた“次期AE2100”を打ち出す方針を示した。

     

    ■第1回コンテスト優勝はミライトの害獣対策

     

     第2部として、共創パートナー19社による同社のAIエッジコンピューター「AE2100」を用いたソリューションコンテストを実施。「製造」「オフィス」「交通・物流」「スマートシティー」の各分野ごとに各社から特徴的な技術が紹介された。

     

     審査の結果、1位にミライトの「事業/居住地・人里周辺における害獣対策」、2位と3位にキューオキの「AIスマートパーキング」とコンピュータマインドの「強化学習を用いた信号制御 我輩の辞書に『渋滞』の文字はない」を選定。第1回コンテストで優勝したミライトに賞金200万円とチャンピオンベルトが贈られた。

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    掲載日: 2020年10月1日 | presented by 建設通信新聞

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