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  • インド新幹線/研修施設建設に先行着手/本線は20パッケージ、18年以降に順次発注

     日本の新幹線方式を採用するインド初の高速鉄道新設計画(ムンバイ~アーメダバード間、総延長505キロ)の建設工事が本格的に始動する。14日にアーメダバード側の起点駅のサバルマティで起工式が行われ、先行整備する研修施設の初弾工事に近く着手する予定。本線関連工事について車両・信号設備などを含めて約20のパッケージに分けられ、順調に進めば18年以降、順次発注手続きに入る。2国間タイドで両国企業が参画し、23年の開業に向けて総事業費約1・8兆円規模のプロジェクトを進める。=1面参照
     
     14日の式典・セレモニーには両国の首脳をはじめ、政府、企業関係者や地元市民ら約1万人が参加。両国代表によるスピーチでは、経済的効果や人的交流の活発化など高速鉄道建設の意義に加え、高度な技術・ノウハウを持つ日本企業への期待感が示された。
     
     高速鉄道はムンバイ~アーメダバード間を営業最高時速320キロ(開業時)で走り、両都市間を約2時間で結ぶ。駅12カ所、車庫2カ所を整備する計画。全線ほぼ高架形式を採用し、ムンバイ側の一部がトンネル構造となる。実施機関はインド高速鉄道公社。
     
     高速鉄道の事業化に向け、国際協力機構(JICA)が発注したコンサルタント関連業務については、JR東日本グループの日本コンサルタンツが「インド高速鉄道に係る制度整備支援調査」(調査期間16年3月~17年11月)を実施中。技術基準類の策定のほか、高速鉄道公社の幹部研修、駅周辺開発の検討などを進めている。

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    掲載日: 2017年9月26日 | presented by 日刊建設工業新聞

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