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  • 建設業は違反1048件/厚労省19年技能実習生実施者の監督指導、送検

    【違反率79.6%、全業種平均上回る】

     

     厚生労働省は、技能実習生の実習実施者に対する監督指導、送検などについて、2019年の実施状況をまとめた。全国の労働基準監督機関で9455件の監督指導を行い、うち6796件で労働時間など労働基準関係法令の違反が認められた。違反率は71.9%で、前年より1.5ポイント上昇した。また、建設業の違反率は79.6%で、全業種平均を上回っている。

     

     全業種の違反事項は、労働時間が2035件(違反率21.5%)、使用する機械などの安全基準が1977件(20.9%)、割増賃金の支払いが1538件(16.3%)の順で多かった。

     

     建設業には1317件の監督指導を実施し、うち1048件で違反が認められた。主な違反事項は、賃金台帳(27.2%)、割増賃金(27.1%)、賃金の支払い(22.0%)となっている。

     

     技能実習生に対する重大・悪質な法令違反を送検したのは、全業種で15件増の34件だった。建設業では、住宅の外壁改修工事で足場解体作業中に足場から技能実習生が墜落し、死亡した労働災害を捜査したところ、足場の組み立て等作業主任者が選任されていなかったため、労働安全衛生法第14条違反で実習実施者と事業主を送検した事例があった。

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    掲載日: 2020年10月13日 | presented by 建設通信新聞

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