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山岳トンネル/ICTで安全管理/東急建設、マック/切羽監視員を支援
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東急建設とマック(千葉県市川市、宮原宏史社長)は、山岳トンネル工事の安全管理をICTでサポートする「切羽監視責任者支援システム」を開発した。厚生労働省策定のガイドラインに則した切羽の監視項目をタッチパネルで定型フォーマットに記録でき、遠隔地からも状態を適時確認できる。既存システムとの連携で作業員名簿や切羽位置などの基本情報入力は省略簡素化し、監視員が切羽近傍で実施していた監視項目の記録・入力も簡便化した。
切羽地質状況の静止画像データと特筆すべき地質や湧水の状況についてコメントをプルダウンボックスで容易に選択入力でき、肌落ちや突発湧水などの不測の事態が発生した際は録画機能で即時動画を記録することが可能だ。入力用の端末はタブレット仕様だけでなく大型ディスプレー仕様のタッチパネルPCも導入し、高齢者でも扱いやすいよう操作性を高めている。
記録したデータは坑内の無線LANで専用サーバーに自動同期し、現場事務所や支店・本社などの遠隔地からも切羽の地質状況・作業状況をタイムリーに確認できる。
同システムは、東急建設・東鉄工業・広野組・草野作工JVが北海道八雲町で施工中の「北海道新幹線、野田追トンネル(南)他」工事の現場に2019年5月から実証実験のために導入しており、切羽監視責任者からは業務負荷の大幅な削減や正確な切羽地質情報が円滑に伝達可能になると高い評価を得ている。
残り50%掲載日: 2020年10月13日 | presented by 建設通信新聞