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  • 空間価値から時間価値へ/日建連建築セミナー 内藤廣氏が講演

     日本建設業連合会(山内隆司会長)は13日、東京都中央区の東京証券会館で「日建連建築セミナー」を開いた=写真。「富山県美術館」で第60回(2019年)BCS賞を受賞した内藤廣氏が講師を務め、『「ふたつの予測不可能性」と「未体験な社会」』をテーマに講演した。約260人が参加したほか、講演内容は12月23日から日建連のユーチューブチャンネルで公開する予定となっている。

     

     冒頭、あいさつに立った日建連の渡辺博司常務理事は「コロナ禍の副産物として日本のデジタル化、オンライン化が進むと言われ始めているが、この建築セミナーもこれを機に、来年以降も動画を公開していき、会場に来ることができない全国の皆さまにこのセミナーを知ってもらえるようにする」と語った。

     

     内藤氏は講演に当たり、「建築・都市・土木というコミュニティーは常にさまざまな外力にさらされてきた。これから先はさらに情報技術の革命と地球環境の変化という『ふたつの予測不可能性』と人類が歴史上未体験の超高齢化社会という『未体験な社会』に向き合わざるを得ない」とのコメントを寄せていた。実際の講演では「未体験な社会では前例が役に立たない。前例のない社会で建築はどうするべきか」と問い掛け、「どれだけ大きなスペースが確保できるかといった『空間価値の追求』から、そこでどのような時間が生み出せるかという『時間価値の追求』へいろいろなものがシフトしていくのではないか」と語った。

     

     講演後には、日建連の尾崎勝建築設計委員長が内藤氏と対談した。

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    掲載日: 2020年10月15日 | presented by 建設通信新聞

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