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国交省/インフラDXを具体化/無人化・自律施工など推進
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は、インフラ分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)として取り組む代表的な17施策の概要をまとめた。無人化・自律施工や監督検査の省人化・非接触化などを進める。19日に開いた「インフラ分野のDX推進本部」の第2回会合で公表した。
国民、業界、職員に貢献するDXを進め、▽行政手続きの迅速化や暮らしのサービス向上▽危険・苦渋作業からの解放による安全で快適な労働環境▽インフラのデジタル化による検査や点検、管理の高度化▽在宅勤務や遠隔による災害支援など新たな働き方--の4つの実現を目指す。
主な施策をみると、産学官共同の実験フィールドで、VR(仮想現実)による建設機械の遠隔操作、シミュレーターを活用した建設機械の自律運転、AI(人工知能)搭載型建設機械による自動施工などの研究開発を進める。
点検にAIを活用し、画像から変状を自動的に検出して、人間による点検結果の判断を支援する。モーションセンサーによって職人の熟練技能を可視化し、効率的に人材を育成する手法も構築する方針だ。
画像解析や3次元測量などを活用して出来形管理を効率化するとともに、港湾分野でドローンや水中音響測探機による3次元測量を実施して監督・検査をリモート化する。
今後はさらに具体化し、2021年度予算の政府案が20年末に決定した後に開く第3回会合で、ブラッシュアップした施策を公表する。
代表的な17施策は次のとおり。
▽特殊車両通行手続きなどの迅速化▽港湾関連データ連携基盤の構築▽ITやセンシング技術などを活用したホーム転落防止技術の活用促進▽ETCによるタッチレス決済の普及▽無人化・自律施工による安全性・生産性の向上▽パワーアシストスーツなどによる苦渋作業減少▽AIなどによる点検員の判断支援▽監視カメラ画像を用いた交通障害自動検知▽人材育成へのモーションセンサーなどの活用▽衛星を活用した被災状況把握▽監督検査の無人化・非接触化▽点検の効率化▽日々の管理の効率化▽3D都市モデルの構築による社会課題解決策の具体化▽データ活用の基盤整備▽3次元データなどを保管・活用する環境整備▽インフラ・建築物の3次元データ化。
残り50%掲載日: 2020年10月21日 | presented by 建設通信新聞