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  • 普及へ事例共有/最優秀に砂子組とカナツ/国交省のi-Con大賞

     国土交通省が2017年度に創設した『i-Construction大賞』は、建設現場の生産性の向上に対する優れた先進事例(ベストプラクティス)の全国的な共有と普及が狙い。前年度に完成した工事を施工した企業・団体などを対象に地方整備局からの推薦と、省内に設置した選考委員会で表彰する工事や企業を選ぶ流れになっている。

     

     1回目となる今年度の最優秀賞「国土交通大臣賞」は、北海道開発局が発注した「道央圏連絡道路千歳市泉郷改良工事」を施工した砂子組(北海道)と、中国地方整備局の「多伎朝山道路小田地区改良第12工事」を担当したカナツ技建工業(島根県)が受賞した。 =1面参照

     

     砂子組の砂子邦弘社長は「大賞をいただき大変光栄に思う。土木に限らず、建築分野も含めたCIM・BIMを進めることで部分最適から全体最適へとつなげていけると考えている。今後も力強く推進したい」と話す。

     

     カナツ技建工業の金津任紀社長も「栄誉ある賞に大変感激している。この受賞をきっかけに土木だけでなく、建築や水処理、あるいは維持管理へのICTの導入も考えていきたい」と、今後の展開にも意欲を示す。

     

     直轄工事だけでなく、都道府県や政令市といった自治体の発注工事にも広がってきている現状から、今後は実質的に直轄工事の受注者に限定していた表彰対象を拡大。工事の施工性や効率性を押し上げる民間企業の技術開発を含めて、官民を問わず、優れた取り組みの全国的な普及に取り組むことで、建設現場の生産性革命の加速化につなげる。

     

     受賞者は次のとおり。

     

     〈国土交通大臣賞〉

     

     ▽砂子組=道央圏連絡道路千歳市泉郷改良工事▽カナツ技建工業=多伎朝山道路小田地区改良第12工事。

     

     〈優秀賞〉

     

     ▽小山建設=北上川上流曲田地区築堤盛土工事▽金杉建設=H27荒川西川越線下流下築堤工事▽会津土建=宮古弱小堤防対策工事▽新井組=平成27年中部縦貫丹生川西部地区道路建設工事▽中林建設=第二阪和国道大谷地区道路整備工事▽五洋建設・井森工業JV=徳山下松港新南陽地区航路(マイナス12m)浚渫工事▽福井組=H27-28 川島漏水対策工事▽若築建設・あおみ建設JV=須崎港湾口地区防波堤築造工事▽野添土木=長谷川4号床固工・右岸導流堤工事▽丸政工務店=平成28年度恩納南BP1工区改良(その13)工事。

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    掲載日: 2018年2月19日 | presented by 建設通信新聞

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