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木材由来原料をアス舗装に活用/大成ロテック・日本製紙がバイオ混合物/NEDOの戦略的技術に採択
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成ロテックと日本製紙が共同で研究している「クラフトリグニンを使用したバイオアスファルト混合物の開発」が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択された。大成ロテックの特殊アスファルト製造技術と日本製紙のリグニンを有効活用する技術を結合・応用し、木材由来のクラフトリグニンを原料の一部とした通常の合材工場で製造可能なバイオアスファルト混合物を開発する。
リグニンは木材の主要成分の1つで、紫外線を受けると茶褐色になる特性がある。このため、パルプの製造工程では求められる紙の品質に応じて木材チップから除去されたものがクラフトリグニンとなる。
このクラフトリグニンをアスファルト舗装の原料の一部に利用することで、石油アスファルトの使用量を低減して世界規模で要請されている温暖化対策に貢献するとともに、社会の維持に不可欠な道路舗装の整備をサステナブルな資源である森林資源で賄うことを目指す。
今後、大成ロテックはバイオアスファルトとバイオアスファルト混合物の製造方法の検討、舗装施工の品質管理や供用性評価などを実施し、日本製紙はクラフトリグニンをアスファルト利用に適した品質とするための改質の検討を進める予定だ。
残り50%掲載日: 2020年10月30日 | presented by 建設通信新聞