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  • 生産性向上・品質管理高度化/革新的技術22件選定/国交省

     国土交通省は4日、建設現場での生産性向上や品質管理を高度化する革新的技術の導入・活用に向け、2020年度のモデルプロジェクト選定結果を公表した。AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などを活用した施工の労働生産を向上する技術は21件の応募のうち11件、データを活用した品質管理の高度化技術は15件の応募から11件を選定した。

     

     「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」は、直轄工事などを受注している建設企業とAI、IoT、ロボット関連企業などで構成するコンソーシアム(設立予定を含む)から革新的技術を募る。内閣府の「官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)」の推進費を活用し、実際の現場で革新的技術を試行する。

     

     20年度の対象のテーマのうち、AI、IoTを活用した施工の労働生産向上技術は、「作業員や建設機械・車両の位置・動きの分析を通じた作業支援」や「新型コロナウイルスの感染リスクのある対面・書面による接触機会(受発注者間の連絡調整等)のデジタル化」などの提案を募集していた。

     

     今回の選定案件をみると、例えば、トンネル工事のずり出し作業でAIを活用することにより、ずり出しサイクル工程を自動把握できる技術など、トンネル工事に関連した複数の提案を評価した。接触機会のデジタル化は、オンライン会議上で共有できるBIM/CIMモデルやドローンによって3次元データ化した現場情報など、新型コロナ渦での新常態に対応した技術が選ばれた。

     

     品質管理の高度化技術では、土木工事の施工で、データを取得・活用することによって現行の品質管理手法を代替することができると見込まれる技術の提案を募集。製造プラントを含め、一貫して生コンの品質管理を効率化する取り組みや、ドローンとトータルステーションを組み合わせることで、コンクリート構造物を3次元で出来形管理する取り組みなどを選定した。

     

     選定技術は、各地方整備局と委託契約を結び、現場で試行する。

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    掲載日: 2020年11月5日 | presented by 建設通信新聞

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