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戸田建設/既存病棟感染症対応時は陰圧化/実証実験で有効性確認
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>戸田建設は、平常時は一般病床として利用している病室を、感染症対応時は応急的に陰圧に切替えて利用できる空調システムを計画し、実際の病棟で風量と陰圧状況の実証実験を実施して有効性を確認した。陰圧対応システムの性能を検証できたことで、今後、感染症対応病床を検討している既存病院に提案していく考えだ。
一般病棟のエアバランスは、平常時は等圧だが、 感染症対応時は病室を陰圧化、 スタッフステーションを陽圧化することで、 スタッフや患者の安全性向上につなげる。
空調システムイメージ(感染症対応時)
今回の対応は、空調機の風量調整により、室圧の異なるゾーンをつくり出すことで実現する。風量調整は、病室とスタッフステーションの空調機が別系統で計画されていれば、ゾーンごとのエアバランスを比較的容易に調整することができる。また、外気処理空調機の余力がない場合は、給気ファンなどの増設により調整が可能になる。
実証実験は、病室の風量を100-0%まで変更し、病室出入口付近の気流方向を確認した。病棟内すべての病室で確実に陰圧が確認できるエアバランスを検証し、最適な設定値とすることで対応できることを確認した。
空調機の風量切り替え(平常モード/感染症対応モード)は、中央監視盤から遠隔操作できる。
残り50%掲載日: 2020年11月9日 | presented by 建設通信新聞