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竹中工務店ら/ボード材加工アシスト機/作業時間を2割削減
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店は、建築内装仕上げ材の加工アシスト機「i Bow(アイボー)」を開発した。スマートフォンのアプリで入力した情報に基づき、ボード材を自動加工する。在来工法と比べて作業時間を約2割削減でき、通常2人体制が多い石こうボードの貼り付け作業を1人で賄うことができる。
同社のほかアクティオとカナモト、朝日機材、爽美(大阪市)、アバロンテック(大阪府池田市)の5社で共同開発した。標準的な1820×910mmサイズの石膏ボードに対応し、システムはルーターを備えたCNC(数値制御装置)加工機本体と、専用のスマートフォンアプリで構成する。
アプリを使って入力した加工位置や寸法にあわせ、CNC加工機がボードを切断。本体フレームのたわみ量補正に加え、ダイヤルゲージ計測によるたわみ補正機能も備えることで連続加工を実現する。切断と同時に面取りもできる新開発の切削刃(エンドミル)を採用、切断後のヤスリがけも不要にした。
ボード貼り作業は寸法の実測からボードへの墨付け、加工切断、貼り付けまでを2人1組で実施するのが一般的だが、アイボーを使うことで墨付けやボードの切断を省略でき、貼り付け担当者だけで施工できる。本体重量は80㎏、寸法は幅1900mm、高さ1200mm、奥行き1100mmとコンパクトで持ち運びしやすいのも特長だ。
アプリは、作業者目線での操作性を重視したユーザーインターフェースを実装している。縦横の切断だけでなく、さまざまな形状に対応しており、アプリ上から直接寸法値を入力でき、材料加工前の墨付け作業が不要となっている。
同社は、今後もこうした生産性向上につながる商品開発を継続する。
残り50%掲載日: 2020年11月10日 | presented by 建設通信新聞