建設技術者向けNEWS

　ＩＣＴアプリ開発を手掛けるクエスタ（川口市、大石守社長）の朝礼用電子看板『ＪＩＴＡＮ』＝写真＝と近隣用告知電子看板『Ｔｏｕｃｈ　Ｖｉｅｗ！』が、国土交通省のＮＥＴＩＳ（新技術情報提供システム）に登録された。建設現場の生産性向上や作業員、近隣とのコミュニケーションに効果を発揮する。

　現場に設置する金属製看板を高輝度液晶ディスプレーに置き変えることで視認性、情報量、掲示内容などを飛躍的に向上させるのが特徴だ。天気予報や振動・騒音値なども表示し、近隣とのコミュニケーションも親密にする。掲示内容はパソコンなどで遠隔更新する。１月末までに７５現場で採用され、現場のニーズを反映させてきた。

　朝礼用のＪＩＴＡＮは、ＫＹ活動の動画、週間作業予定、熱中症情報、天気予報、図面、ヒヤリハット報告などを表示することができる。Ｔｏｕｃｈ　Ｖｉｅｗ！は工事概要のマンガや週間作業予定、ホームページ、天気予報、リアルタイムの騒音データなどを表示可能だ。

　毎日の干支占いなど遊び心ある情報も表示し、作業所内、近隣住民、通行人などに情報提供することで工事への理解を深めてもらう。今後も自動写真投稿機能など働き方改革を推進するコンテンツを充実させる方針だ。

　問い合わせはクエスタ・電話０４８－４８５－８５９３。