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  • NEC/ドラレコで路面調査/道路劣化診断 提供開始

     NECは、ドライブレコーダーで記録した映像や加速度情報をAI(人工知能)で分析し、路面のひび割れや平たん性などを調査できる道路劣化診断サービス「くるみえ for Cities」の提供を始めた。南紀白浜エアポートと実施している路面調査技術の実証実験は拡充する。

     

     同サービスは、走行中に記録した路面の映像とレコーダーに内蔵した加速度センサーの情報をNECのデータセンターにリアルタイムで送信し、AIで情報を分析することで、映像からひび割れ、加速度情報から路面の平たん性をそれぞれ把握できる。異常や劣化の可能性がある個所は地図上に表示する。自治体が保有するパトロール車両などにドライブレコーダーを取り付けて走行するだけで調査可能で、診断情報や映像を基に現場の確認や修繕計画の検討ができる。提供価格は月額50万円(税別)から。

     

     同社は、3月から南紀白浜エアポートと共同でドライブレコーダーを使った空港滑走路の路面調査・点検技術について実証実験を進め、路面のタイヤ痕や路面上の排水溝などの状況も高精度で把握できることを確認した。両社は今後も実用化に向けて技術実証を進めるほか、衛星合成開口レーダーを使った「2次元微小変位解析技術」の実証実験も実施することで覚書を締結した。観測データを時系列で比較することで滑走路面の変動や空港周辺の障害物を検知できる技術の実用化を目指す。ドライブレコーダーとレーダーの情報を組み合わせれば、路面劣化発生の原因推定や劣化の進行度合い分析なども可能になるとみている。

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    掲載日: 2020年11月18日 | presented by 建設通信新聞

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