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「ウエルネス作業所」本格運用 大成建設/設計本部が積極サポート/100種の多彩なレシピ用意/魅力的な職場環境を創出
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、ものづくりの最前線にある建設現場(作業所)に、そこで働く人々にとって快適かつ魅力的な職場環境をつくり出す「ウエルネス作業所」の取り組みをスタートさせた。そのための手段やアイテムを選択・組み合わせることができる約100種類の“レシピ”を用意。設計本部が積極的に介在することで、魅力的な作業所づくりをサポートしていく方針だ。
ウエルネス作業所は、ものづくりの最前線にある作業所を「仮設型ワークプレイス」と定義。そこで働く社員や作業員にとって、コミュニケーションの促進や心身の快適性に配慮した魅力的な空間を提供する取り組みを指す。
本社オフィス(都市型ワークプレイス)や技術センター(郊外型ワークプレイス)などを対象に働きがいのある魅力的な職場環境を構築する『TAISEI Creative Hub』の一例として、建設現場(仮設型ワークプレイス)での健康経営や働き方改革を推進。快適な職場環境を提供することで、生産性の向上といった副次的な効果を狙う。
注目すべきポイントは「ウエルネス作業所」を整備するための仕組みだ。
一般的に仮設建築物である作業所は、現場(作業所)とプレハブや什器などのリース会社との間で工事期間などに応じて合理的に構築されるケースが多い。ものづくりの最前線にあるにもかかわらず、仮設であるが故に“クリエーティブな空間”とは言えない実態があった。
そこにワークプレイスの構築に関する設計手法やノウハウを持つ設計本部が積極的に関与することで、従来からの仕組みを転換。配置計画や動線の工夫、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の考え方を取り入れた「ウエルネス作業所」の構築に取り組む。
サポートツールとして配置計画や建物構成などの「ボリューム」や内部動線の工夫といった「プランニング」、緑化・家具・素材などの「エレメント」という3つのカテゴリーから作業所ごとに項目を選択して採用できる「ウエルネスレシピ」を作成した。
実際にパイロットプロジェクトである赤坂中学校等整備工事作業所(東京都港区)、千葉市新庁舎整備工事作業所(千葉市)、下高井戸調節池工事作業所(東京都杉並区)がウエルネス作業所としての運用を開始している。
将来的にウエルネスレシピを用いて、作業所が独自にウエルネス作業所を構築していける仕組みづくりを描く。
残り50%掲載日: 2020年11月27日 | presented by 建設通信新聞