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  • 安藤ハザマ、日綜産業/折り畳み式はね出し足場/必要部だけの設置可能に

     安藤ハザマと日綜産業は、屋上パラペット(低い手すり壁)躯体や屋根軒先など躯体端部の作業足場の安全性・生産性向上に向け、容易に組み立て可能な折り畳み式はね出し足場を開発した。実際のホテル建築現場で適用し、有効性を確認した。今後、多様な条件での採用を検討し、実際の現場で幅広く導入する。

     

     建築工事では、外壁工事や屋根工事などの高所作業で外部足場を設置することが多い。ただ、外部足場を設置する前の先行工事や一部だけに足場が必要な場合などに安全上の問題があった。設置した足場が妨げになって耐火被覆や内装間仕切り下地などの施工が足場の解体完了まで実施できないケースもあり、生産性の低下要因にもなっていた。

     

     折り畳み式はね出し足場は、 折り畳んで設置したブラケット材を転回し、 床材と手すり材を取り付けることで、幅1mの作業足場を組み立てられる。 例えばパラペット躯体施工用の足場や屋根軒先、荷取りステージ上部などに使用可能で、 外部足場の有無にかかわらず、 必要な部分に限定して足場を計画できる。

     

     ブラケット材は90度転回すると自動でロックがかかるため、床材の間隔にあわせて固定できる。足場が不要な時はブラケット材を折り畳めばほかの作業の妨げにならない。クランプなどの付属品はなく、床材や手すり材も一般的に流通している仮設材を利用できるため汎用性が高く、部材数が少ないため安全・容易に組み立てられる。S造の場合は鉄骨梁などに取り付け、RC造の場合はブラケット材取り付け部のピース材を工夫することで、任意の場所で使用できる。

     

     ホテル建築現場では、外部足場を組まずに施工しており、部分的に足場が必要となる屋上パラペット部分の施工用に適用した。鉄骨建方時に地上でブラケット材を先行して取り付け、鉄骨建方後にブラケット材を転回して残り部材を組み立てた。

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    掲載日: 2020年12月3日 | presented by 建設通信新聞

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