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NTTデータ/フィンランド社と業務提携/全天候型3D地図を提供
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>NTTデータは、フィンランドの小型レーダー衛星会社「ICEYE社」と業務提携を結び、「全天候型地図情報提供サービス」の販売を開始した。定期的なインフラ設備の管理、山岳地域での自然災害監視、土地利用の把握、災害発生時の状況把握での活用を想定している。NTTデータは、衛星画像ソリューションの売り上げを2025年度末までに100億円に拡大することを目指す。
インフラ老朽化や自然災害への対応力強化に対する関心が高まる中、リスク情報把握のための人手の抑制や人が立ち入れない地域の現況把握のニーズが高まっている。NTTデータでは、光学衛星画像を使った全世界デジタル3D地図「AW3D全世界デジタル3D地図」(AW3D)を展開してきたものの、雲や煙がある場合に地上の画像撮影ができず、更新頻度に課題があった。
ICEYE社が運用する複数機の小型レーダー衛星の撮影データは、雲や煙を透過して撮影できる。新サービスは、このデータと高精度の画像解析技術を活用して全天候下での全世界の地図情報を提供する。NTTデータの衛星画像加工技術によって、画像から地上物体の抽出、3D地図化、差分解析などが可能になる。AW3Dと組み合わせれば、雲がない完全な3D地図も提供する予定。解像度は最高50cmで、車・船・鉄塔・建物などの詳細な情報を取得できる。
1日複数回、日本上空を撮影可能で、高頻度で情報取得する。撮影開始から最短半日で画像の提供が可能で、雲が多く、光学衛星では撮影できない山岳エリアや赤道付近でも最新情報を入手できる。
レーダー衛星は現在3機を運用中だが、21年度には10機に増やす予定となっている。
残り50%掲載日: 2020年12月8日 | presented by 建設通信新聞