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九州地方整備局/18年度総合評価実施方針/働き方改革評価型を新設
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>九州地方整備局は、総合評価落札方式(港湾空港関係を除く)の2018年度実施方針をまとめた。工事は同局独自に、働き方改革推進評価型や企業実績評価型を新設する。業務は女性技術者配置型、同評価型の拡大を図る。このほか、17年度まで実施している施策は工事と業務いずれも継続する。4月1日以降の公告案件から適用する。 福岡市内で23日に開いた総合評価技術委員会第18回全体委員会で説明し、了承を得た。
工事の働き方改革推進評価型は分任官の土木系工事が対象で、「企業の能力等」のオプション項目に設定し▽ICT土工、ICT舗装の実績▽週休2日(4週6休も可)の実績▽快適トイレか女性用更衣室の設置実績▽企業がワークライフバランスの資格(くるみんなど)の取得--の4項目を各0.5点、計2点で評価する。実績はすべて16、17年度に完成した工事が対象となる。
企業実績評価型は、災害本復旧や施工環境が厳しい工事など難易度が高く、企業の組織力、機動力、技術力が求められる工事を対象とし、「企業の能力等」の企業実績点の配点を7点から9点に引き上げる。これら新設による引き上げ分の2点は「工事の手持ち状況」の引き下げで対応する。
業務では、女性技術者配置型と同評価型の対象業務の限定を解除し、総合評価を採用する全業務で試行できるようにする。若手技術者配置型は参加資格要件を管理技術者のみに緩和した。これら3施策は、必須の評価テーマ数を2から1とし、業務内容は実施方針で評価する運用へと見直した。
また、工事と業務の成績評定点がそれぞれ上昇しているため、企業の評価方法の見直しを図る。7段階評価の工事では、70点未満80点以上の2点刻みから、75点未満80点以上の1点刻みとする。業務は、企業と技術者評価ともに60点以上で配点する5段階評価から、75点以上で配点する7段階評価に見直す。
このほか、全省的な取り組みとなる工事の新技術導入促進型の新設やWLB(ワークライフバランス)推進企業評価、業務の「手持ち業務における複数年契約業務の評価」も盛り込んだ。
残り50%掲載日: 2018年2月27日 | presented by 建設通信新聞