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ゼネコン21社/配筋チェック試行に成功/システム共同開発 2021年度は検査機能も
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>AI(人工知能)と画像解析を活用した「配筋検査システム」を共同開発しているゼネコン21社は、タブレット端末を使った「配筋チェック機能」の現場試行に成功した。今後も現場試行と検証結果を分析しつつ、多様な検証結果の反映、学習モデルのバージョンアップで性能向上を進め、利用範囲の拡大・多様な状況への対応を実現する。2021年度早々には「配筋検査機能」の現場試行も開始する予定だ。
共同開発では、配筋工事の施工管理を支援する「配筋チェック機能」と、配筋検査の業務効率を改善する「配筋検査機能」を兼ね備えた統合システムの実現を目指している。
今回、現場試行したタブレット端末を使った配筋チェック機能は、AIエンジンを使って設計値をデータ化した設計データをフォーマットした配筋設計データベースに格納。現場でタブレット端末を使ってチェック位置を指定した上で、十字マーカーを画像中心部にセットして対象となる配筋写真を複数枚撮影して写真データを処理サーバーに送信する。ディープラーニング技術と画像処理を使って撮影された配筋の径と本数、ピッチなどを算出する仕組みだ。算出結果は設計データと照合し、事前に設定した管理値に基づいて正誤判定する。確認者は、配筋写真上の算出地と表示された判定結果をタブレット端末上で確認し、システムが指摘した鉄筋を目視で確認できる。
クラウドサーバー内に実装したディープラーニングモジュールでデータ処理するため確認者は十字マーカーとタブレット端末だけで配筋チェックできる。配筋作業後すぐにチェックできるため、検査の見落としや検査後の手直しの防止にもつながる。
共同開発の参加者は次のとおり。
▽青木あすなろ建設▽淺沼組▽安藤ハザマ▽奥村組▽北野建設▽熊谷組▽五洋建設▽佐藤工業▽大末建設▽高松建設▽鉄建建設▽東急建設▽戸田建設▽飛島建設▽西松建設▽日本国土開発▽長谷工コーポレーション▽ピーエス三菱▽松村組▽村本建設▽矢作建設工業。
残り50%掲載日: 2020年12月16日 | presented by 建設通信新聞