当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 官民一体でCCUS定着/業界共通の制度インフラに/厚労省10次建設雇用改善計画案

     厚生労働省は、第10次建設雇用改善計画の素案をまとめた。建設労働者の雇用改善に向けた施策として、建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及促進、働き方改革の推進、建設分野での特定技能外国人の適正な受け入れなどを新たに盛り込む。CCUSの普及促進は官民一体で取り組み、「建設業界共通の制度インフラ」として定着させる。2020年度内に計画を策定する。

     

     21日に開いた労働政策審議会の建設労働専門委員会に提示した。第10次計画の期間は、21-25年度の5年間とする。

     

     CCUSは、登録のメリットを拡大するため、建設技能者の能力評価制度の活用促進に重点的に取り組む。技能レベルごとの賃金目安公表と目安に応じた賃金支払いの実現に向け、官民一体で具体策を検討して早期に実行するほか、専門工事企業の施工能力などを可視化する制度の評価基準を業界ごとに策定する。マイナポータルを通じてCCUSと労働安全衛生法上の資格者情報を連携させ、資格者証携行義務の一本化を検討するなど、CCUSの利便性を高める取り組みも進める。

     

     働き方改革の施策としては、「著しく短い工期による請負契約の締結の禁止」が改正建設業法に規定されたことを踏まえ、中央建設業審議会が7月にまとめた「工期に関する基準」を建設業界全般に浸透させ、長時間労働を前提とした請負契約が受発注者間や元下間で結ばれないよう、官民一体で取り組む。建設現場が4週8閉所の週休2日を取得できる工期の設定を官民で徹底的に進める方針だ。

     

     特定技能外国人については、就労開始後に巡回指導し、受け入れ企業が策定した計画どおりの就労環境になっているかを確認するなど、適正な受け入れのための取り組みを徹底する。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2020年12月22日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事