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  • 煙突効果でDC省エネ/大林組、サーバー変更にも対応

     大林組は、直接外気冷房方式を採用したデータセンターの省エネルギー設計技術「エコふわっとスキン」と、サーバー室の自由なレイアウトを可能する設計技術「パワーインターハブ」を開発した。外壁を二重に設け、そこに発生する煙突効果を利用し、無動力で排気できる仕組みで、外気冷房の課題であった空気を吸排気するための消費電力を効果的に低減できる。年間の電力使用効率(PUE)は1.1を確保し、世界最高水準の省エネ性能を発揮する。

     

     データーセンターは、取り扱いデータ量とともにサーバーラックの収容量も増し、それらの熱を冷却するための空調エネルギーなどの省エネ化が強く求められ、将来の能力増強にも柔軟に対応する可変性・拡張性も欠かせない機能になっている。

     

     エコふわっとスキンは、冷たい外気がファンにより屋内に給気され、それによって屋内の暖かい空気を外壁の二重スペースに押し出す。その際に屋内から二重スペースへの開口部の空気抵抗を小さくすることで排気を無動力化でき、暖かい空気は密度差によって浮上する煙突効果で建物外へ無動力で放出される。

     

     積層型のデータセンターでは、受変電設備や発電機などの重い電源設備機器が設置される機械室を1階に設けることが一般的だが、上階にあるサーバー室に大容量で多系統の電源を供給するには各階に大きな設備用のスペースが必要になり、これがサーバー増築時やレイアウトの自由度を制約する要因になっていた。

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    掲載日: 2018年2月28日 | presented by 建設通信新聞

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