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大成建設 技術や工夫 パンフで紹介/“ニューノーマル建築”を提案/顧客へのサポートに活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに社会に求められている「ニューノーマル」への対応に力を入れる。いわゆる“withコロナ”に対応する技術や工夫、アイデアを盛り込んだ建築のためのパンフレットを作成。安全・安心な建物利用のニーズに応える、これからの施設づくりを提案していくことが狙い。
パンフレットはコンセプトである「大成建設が考える 新しい場所づくり」のための提案資料という位置付け。ニューノーマル時代の建物利用のニーズに応える新しい場所づくりの考え方と、9つの施設用途+共用エリアごとに導入すべき技術や工夫を整理した計10枚のシートで構成する。
利用者の密集・密接の度合い(横軸)や特定・不特定の度合い(縦軸)をベースに建物機能ごとの感染リスクの度合いをプロットした「ニューノーマルアーキテクチャート」を用意して、それぞれ施設用途の「あるべき姿」を提示している点が特徴だ。
例えば、利用者が特定できる集合住宅は多様なライフスタイルを受け入れる「新しい住宅」、不特定多数の利用者が集まる空港は感染症への徹底した対策によって「すべての人に安心・安全な空港」といったように建物機能ごとにこれからの「新しい場所づくり」のあり方を追求する。
そのための考え方や活用すべき技術・アイデアを施設用途(建物機能)ごとに1枚のシートに分かりやすく示すことで、プロジェクトを計画・立案する顧客へのサポートツールや提案資料としても活用できそうだ。
感染予防の徹底や、その対策によって切り離されてしまった『ココ(各個人)』が、これまで以上に『ココチよく(いきいきと創造的に)』につながるための施設・場所づくりの提案は「人がいきいきとする環境を創造する」という同社グループの理念に沿った取り組みと言える。
こうしたパンフレット作成の基本コンセプトや、それを実現するための技術・アイデアをこれから計画・実行される実際のプロジェクトの数々に適用していくことで、ニューノーマル時代の建築のあり方を広く提案・追求していく。
残り50%掲載日: 2020年12月22日 | presented by 建設通信新聞