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  • 国内初の海底設置型/フラップゲート水門/日立造船、東洋建設の技術で高精度施工

     日立造船が岩手県から受注して設計・製作・現地据付を進めてきた国内初の「海底設置型フラップゲート式水門」の工事が完了した。

     

     工事は、「大船渡漁港海岸高潮対策(細浦地区水門その2)工事」で、海底に設置した扉体の浮力を使って起立させることで連続した水門や防波堤などを形成できる海底設置型フラップゲート水門を採用した。日立造船と東洋建設、五洋建設が共同開発した水門で、扉体が倒れた状態で函体に格納されており、津波・高潮時には扉体先端の係留フックを解除すれば自動的に水面まで浮上する。通常の水門設備の場合、海上や河川上に設置するため、扉体の純径間を伸ばしたり大型化するには限界があったものの、フラップゲートであれば扉体の枚数を増やすことで長径間を実現できる。

     

     工事では、海底に打設した56本の鋼管杭に水門設備を差し込む高い施工精度が求めらる中で、東洋建設の技術を生かして施工した。

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    掲載日: 2020年12月23日 | presented by 建設通信新聞

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