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土砂災害 20年は1316件 7月豪雨で37府県被災
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は、2020年の土砂災害発生件数(速報値)をまとめた。46都道府県で1316件が発生し、集計を始めた1982年以降の年間平均発生件数の1.2倍だった。このうち7月豪雨は37府県で961件。単一の災害として、土砂災害の発生が確認された都道府県数が最多で、発生件数は3番目に多い。
発生件数の内訳は、土石流など223件、地すべり116件、がけ崩れ977件。地すべりは、直近10年の平均109件を上回った。人的被害は死者18人、行方不明者3人、人家被害は全壊39戸、半壊27戸、一部損壊186戸だった。
都道府県別の発生件数は、熊本県(227件)、鹿児島県(121件)、神奈川県(104件)、長野県(99件)、長崎県(73件)の順で多い。7月豪雨の被害が大きかった熊本県は過去最多を記録した。災害別は7月豪雨のほか、台風10号が8件、台風14号が21件などとなっている。
7月豪雨では、甚大な被害を受けた一方、広島市で砂防堰堤が土石流を補足し、山形県大蔵村で整備済みの施設が地すべりの発生を未然に防ぐなど、砂防関係施設が効果を発揮して住民の生命や財産を守った事例があった。
残り50%掲載日: 2020年12月24日 | presented by 建設通信新聞