建設技術者向けNEWS

　日本建築家協会（ＪＩＡ、六鹿正治会長）は２１日、「第２０回（２０２０年度）ＪＩＡ２５年賞」を受賞した４作品を発表した。応募があった１６作品の中から、作品所在地の支部審査を経て１３作品をＪＩＡ２５年建築選として登録。このうち、６作品の現地審査を経て、受賞４作品を選定した。

　ＪＩＡ２５年建築選と２５年賞は「２５年以上の長きにわたり建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築」を登録・顕彰することで、多様化する社会で建築が果たすべき役割を確認するとともに、次世代につながる建築のあり方を提示することを目的としている。

　受賞作品は次のとおり（(1)建築主(2)設計者(3)施工者(4)竣工年月）。

▽奈義町現代美術館（岡山県奈義町）
(1)奈義町(2)磯崎新アトリエ(3)大成建設中国支店(4)１９９４年４月

▽沖縄県公文書館（沖縄県南風原町）
(1)沖縄県(2)国建・エー・アール・ジー共同企業体(3)屋部土建・大協建設・与勝建設・光南建設・中村組共同企業体(4)９５年３月

▽輝北天球館及び輝北うわば公園内の木造建築群（鹿児島県鹿屋市）
(1)鹿屋市(2)高崎正治都市建築設計事務所(3)輝北天球館は五洋建設・春園組特定建設工事共同企業体、木造建築群は村岡工務店(4)輝北天球館は９５年７月、木造建築群は９４年３月

▽防府市公会堂（山口県防府市）
(1)防府市(2)佐藤総合計画(3)鴻池組（竣工時）、熊谷組・澤田建設・山陽建設工業共同企業体（改修）(4)６０年９月。