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建廃選別ロボを開発/画像解析で設定品目抽出/東急建設、石坂産業
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東急建設と石坂産業(埼玉県三芳町、石坂典子社長)は、建設副産物の中間処理プラントで建設廃棄物を自動選別する「廃棄物選別ロボット」を共同開発した。既存の中間処理プラントの手選別ラインにも設置可能な機械で、深層学習(ディープラーニング)による画像解析技術を利用して選別作業を自動化する。現在、石坂産業のプラントへ試験的に導入し、2021年春にはロボット2台体制で実用化することを目標に、選別精度や耐久性を検証している。
開発した廃棄物選別ロボットは、ベルトコンベヤー上を連続搬送される建設混合廃棄物をカメラで撮影し、カラー画像と距離画像から深層学習による解析技術で廃棄物の種類と位置を特定。設定した品目のみをロボットアームでピッキングして回収する。重なり合った状態の廃棄物の中から最上層にある廃棄物を識別できるため、廃棄物を間隙のあるまばらな単層状態にしなくても選別が可能となっている。搬送速度が毎分40mまでのベルトコンベヤーに対応できるため、ロボット導入で処理能力が低下し、ほかの処理工程へ影響が生じることを防いでいる。
ロボットは、石坂産業の全天候型独立総合プラント内にある選別ラインへ試験的に導入し、建設混合廃棄物から木材だけを選別することで選別精度や耐久性の検証を進めている。深層学習用の追加学習機能を使用して日々変化する廃棄物に順応できるよう高度化させるとともに、20年度内に処理スピードをロボット2台体制で1時間当たりピッキング数2500個とすることを目指す。
残り50%掲載日: 2021年1月8日 | presented by 建設通信新聞