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建設コンサル大手/広がる女性採用、新卒・中途とも前期比増/事務系も拡大傾向
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大手建設コンサルタント各社で女性の採用人数が伸びている。日刊建設工業新聞社が14社に行ったアンケートによると、今春(18年4月)の新卒採用数566人に占める女性は計162人(17年4月実績141人)。技術系分野だけでなく、法律や金融、環境などの事務系分野で女性の採用を増やす動きも注目される。人材確保で期待される外国人、高等専門学校・高校出身者の採用には前向きな企業が多いものの、採用人数は伸び悩んでいる。
アンケートで女性の採用を「増やしている」と回答したのは8社(17年4月は7社)で、残る6社の回答は「横ばい」だった。女性の採用人数が最も多かったのは国際航業の22人で、日本工営とオリエンタルコンサルタンツの19人、応用地質の15人が続いた。
17年度の中途採用に占める女性の人数は未回答の1社を除いて計95人(16年度実績91人)と前年度に比べ微増となったが、新卒・中途の合計でみると前年より女性の採用数が大幅に増えている。
オオバは新卒・中途で採用した女性がすべて事務系、建設技術研究所は中途で採用した女性のうち事務系の数が技術系を上回っている。地域創生やPFI、PPP、コンセッションなどの新規分野の強化に向けて、必要となる専門人材を確保するため、昨年より事務系人材を増やす企業も多かった。来春(19年4月)は、回答した企業の多くが今春とほぼ同数の女性の採用を見込む。
半面、今春は外国人の採用数が減少する。今春の外国人の新卒採用は計18人(17年4月実績20人)、中途採用は計8人(16年度実績16人)で、新卒は微減、中途は半減となる。外国人の採用が多いのは日本工営と建設技術研究所で、それぞれ新卒・中途合わせて6人を採用する。
外国人の採用を「増やしている」と回答したのは4社。残る8社が「横ばい」、1社が「抑制」、1社が「(基本的に)採用なし」と回答した。
一方で「優れた人材で能力があれば国籍を問わない」とする回答は多く、「タイ、ベトナムの海外提携大学からのインターンシップを受け入れる予定」(エイト日本技術開発)、「留学生採用枠を設定」(建設技術研究所)、「国内の採用時期にかかわらず面接日程を調整」(国際航業)など対応に工夫を凝らす企業もある。
今春の高等専門学校・高校の新卒採用は計12人(16年度実績11人)と前年から微増。ほとんどの企業が「優秀な高専生は積極的に採用する」と回答し、企業数で見ると今春は7社と前年より1社増えた。
オリエンタルコンサルタンツは「優秀でやる気があり、将来が期待される人材を採用する」とし、14社中で最も多い3人(高専卒3人)を採用する。日本工営も高卒生を含め3人を採用する。来春は4社が採用を決め、採用する人材の枠は今春と同様に拡大傾向にある。
残り50%掲載日: 2018年3月5日 | presented by 日刊建設工業新聞