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  • 19年度直轄工事総合評価は7963件 98%の適用率/施工能力(II型)が最多7割/国交省

     国土交通省は、2019年度の直轄工事における総合評価落札方式の実施状況をまとめた。地方整備局が19年度に契約した工事のうち、総合評価方式を適用した件数は7963件。競争入札発注件数(随意契約を除く)に占める総合評価の実施件数割合(適用率)は件数ベースで98.1%だった。

     

     各契約タイプ別の内訳は、施工能力評価型(II型)が全体の70.2%に相当する5590件で最多となっている。次いで同(I型)が1944件(24.4%)、技術提案評価型(S型)が429件(5.4%)と続く。

     

    4496総合評価落札方式の適用件数の推移

     

     金額ベースでも、施工能力評価型(II型)が7136億円(50.4%)でトップ。次いで技術提案評価型(S型)が3562億円(25.1%)、施工能力評価型(I型)が3471億円(24.5%)となっている。

     

     1工事当たりの競争参加者数は、施工能力評価型が4.5者、技術提案評価型(S型)が5.0者で、いずれも4年連続で減少している。WTO技術提案評価型(S型)は14.1者と過去11年間で最少となった。

     

     平均落札率は、施工能力評価型(I型・II型)が93.2%、技術提案評価型(S型)が92.7%、WTO技術提案評価型(S型)が91.9%でいずれも前年度と同水準だった。平均入札率も同様で、施工能力評価型(I型・II型)がそれぞれ94.6%、技術提案評価型(S型)が94.5%、WTO技術提案評価型(S型)が94.6%となった。

     

     技術評価点の1位同点者数は、技術提案評価型(S型)で1.0者、WTO技術提案評価型(S型)で1.5者と前年度より減少している。技術評価点1位と2位の得点率の差は施工能力評価型で平均2.9%、技術提案評価型(S型)で平均3.3%、WTO技術提案評価型(S型)で平均1.9%といずれも微増した。

     

     落札者に占める技術評価点の最高得点者の割合は、施工能力評価型が85.5%、技術提案評価型(S型)が84.5%で前年度より増加。WTO技術提案評価型(S型)は84.3%と約4ポイント減少した。

     

     他方、落札者に占める最低価格者の割合は、施工能力評価型で75.2%、技術提案評価型(S型)で67.6%といずれも上昇した。WTO技術提案評価型(S型)は35.8%で約4ポイント低下している。

     

     契約タイプ別の工事成績の平均は、施工能力評価型(II型)が79.0点、同(I型)が79.8点、技術提案評価型(S型)が79.1点、WTO技術提案評価型(S型)で79.4点だった。

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    掲載日: 2021年1月25日 | presented by 建設通信新聞

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