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大林組/鉄骨柱・梁の現場溶接を完全自動化/ロボット開発、作業量は技能者の1・5倍
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大林組は19日、S造建築物の新築工事で柱と梁の接合部の現場溶接作業をロボットで行う新工法「現場ロボット溶接工法」を開発したと発表した。主要箇所の溶接作業をすべて自動化し、作業の省力化を図ると同時に、高い品質を安定して確保できる。1人のオペレーターがロボットを2台同時に稼働させた場合、単位時間当たりの溶接量は、溶接技能者の1・5倍程度になるという。
鉄骨柱・梁で現場溶接する部分は、梁上フランジ、梁下フランジ、梁ウェブ、円形鋼管柱の継ぎ手、BOX柱の継ぎ手、角形鋼管柱の継ぎ手の6カ所。
梁上フランジ、円形鋼管柱とBOX柱の継ぎ手は1990年代からロボット溶接が導入されてきたが、梁下フランジ、梁ウェブ、角形鋼管柱は溶接の難易度が高く、複雑な機械制御を伴うため、ロボットによる溶接が難しかった。
そこで同社は、15年2月に梁下フランジをロボットを使って上向きに柱と溶接できるようにした後、16年12月には溶接の速度制御機能を改善して角形鋼管柱の継ぎ手の現場溶接作業をロボット化した。残り50%掲載日: 2017年10月20日 | presented by 日刊建設工業新聞