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  • 清水建設とOpenSpace社/機能拡充へ協業/360度画像活用出来高管理を付加

     清水建設は、360度画像を活用した現場管理ソフトウェアを提供する米国のスタートアップ企業「OpenSpace社」と新機能の開発に関するパートナーシップ契約を締結した。同社が持つAI(人工知能)画像解析技術と清水建設の施工ノウハウを融合することで、画像データから工種別の進捗率などを自動算出する出来高管理機能の開発に取り組む。

     

     OpenSpace社が提供する現場管理ソフトウェア「OpenSpace」は、建設現場で収集した360度カメラによる画像を図面上の位置とひも付けて記録できる画像管理ツール。AIが画像の撮影位置を特定して図面上にマッピングしていく。

     

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     ユーザーは、クラウド上に保存された記録画像にアクセスすることで、現場に足を運ばなくても遠隔で任意の場所の施工状況を360度の視野で確認することが可能。進捗状況の確認だけでなく、BIMモデルとの比較によって設計・計画との差異を把握することもできる。

     

     清水建設は、2020年3月から、独自のAIアルゴリズムを使った画像処理の速さなどに定評がある「OpenSpace」の試験導入を始めた。これまで国内外の約30現場で試行を重ねることで、ウィズ・アフターコロナのニューノーマル時代に適応する遠隔での現場管理の有用性を確認していた。

     

     同社が持つ施工ノウハウを活用して、ソフトウェアの機能拡充に取り組むことで、一層の生産性の向上が見込めると判断。協業によって、現場管理の生産性を高める出来高認識機能を開発に取り組んでいくことを決めた。

     

     このパートナーシップ契約の一環として「OpenSpace」のソフトウェアサービスと、新たに開発する出来高認識機能などの国内代理店業務の受託に関する協議も進めていくという。

     

     OpenSpace社との協業は、19年4月に米国のシリコンバレーに開設したオープンイノベーション活動の推進拠点「シミズ・シリコンバレー・イノベーションセンター」における活動成果の1つ。同社は今後も継続してベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進することで競争力の強化につなげていく方針を示す。

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    掲載日: 2021年1月26日 | presented by 建設通信新聞

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