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異業種連携で“共創”開始/現場データ収集・分析/飛島建設、あいおいニッセイ同和損保ら4社
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【事故リスクを可視化】
飛島建設は、建設現場の事故リスクの可視化を目的に、あいおいニッセイ同和損害保険、建築・土木生産支援クラウドを展開するフォトラクション、AI(人工知能)を使った自動翻訳システムを開発・運営するロゼッタとの“共創”をスタートさせる。異業種による連携で建設現場における事故リスクの減少と安全意識の一層の向上、労働環境の改善を狙う。
飛島建設とロゼッタが共同開発した多機能ハンズフリーシステム「e-Sence」から半自動的に取得した現場写真や音声データを建築・土木の生産支援クラウド「フォトラクション」に蓄積。その分析結果から事故リスクを可視化することで、重大事故の減少につなげることが狙い。
現場情報の収集と事故リスクの可視化を組み合わせることで、これまで担当者の知見や経験、注力の度合いなどによって、属人的になりがちだった建設現場の安全管理の標準化を図る。
e-Senceは、建設現場の生産性の向上を目的に外国人技術者との自動通訳機能や遠隔地からの情報共有を可能とするコミュニケーション機能、現場のドライブレコーダー機能を備える多機能ハンズフリーシステムとなる。
フォトラクションとの連携によって、撮影した現場写真や映像・音声などのデータの保存や位置情報・行動履歴の蓄積が可能。あいおいニッセイ同和損害保険が持つ事故リスクの知見を融合することで、現場単位でリスクの定量化を図っていく方針だ。
安全管理の中核を担ってきた技術者・技能者の高齢化や、日本語でのコミュニケーションに慣れていない外国人労働者の増加などを背景に建設現場でのより効果的な安全管理は一段と重要性を増す。
保険業界でも定量的な現場データの活用が広がっている点に着目。現場情報の収集による事故リスクの可視化と効率的な保険金請求の実現を目指すことで、多機能型ハンズフリーシステム「e-Sence」の活用を軸にした新たな建設現場向けサービスの構築に取り組む。
残り50%掲載日: 2021年1月26日 | presented by 建設通信新聞