建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
本四高速/点検、自動塗装にロボット/30年の実運用目指す
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>本州四国連絡高速道路会社が27日に設立した「自動点検・補修技術開発コンソーシアム」は、点検・変状確認・劣化予測・補修・記録の自動登録などの塗り替え塗装に関わるプロセスの効率化・高度化を実現するための自動点検・補修ロボットを開発する。塗装技術やロボット、AI(人工知能)などのテーマごとに設置するワーキンググループが開発を進め、2030年に全面塗装塗り替え自動ロボットの実運用を目指す。
塗り替え塗装のコストが長大橋維持管理の50%を占めることや長スパンで複雑な構造によるアクセスの制限、落下対策・故障時の対応、構造物内部の変状確認、一貫した状態把握・診断、高度な劣化予測、適切な補修方法・時期の選定などの課題を抱えていることから、コンソーシアムを設立した。
本四高速の現場ニーズに対し、コンソーシアム内で技術開発コンペや交流会などを通じ、シーズ技術のマッチングを図る。
有望な技術は実際の現場での実証実験に移るほか、本四高速のホームページなどで情報発信する。
最終的には有望技術を自動点検・補修ロボットに統合することを目的としているが、統合できない技術は個別での実装を進める。
コンソーシアム内には▽塗装技術▽AI▽ロボット▽センシング▽ICT・IoT(モノのインターネット)--の5分野でワーキンググループを設置することを想定している。
ワーキンググループ内のICT・IoT分野では長大橋維持管理のためのBIM/CIMプラットフォーム、点検・補修結果を自動登録する技術、センシングでは、点検や状態把握を省力化・自動化する技術、AIでは画像診断システムや音響診断技術、変状判定、健全度診断手法、塗装技術では、耐久性の高い塗料、省力化できる塗料や工法、ロボットでは点検・補修・塗装ロボットなどの技術開発を進める。
30年のロボット実装を目指し、20年度内にワーキンググループの結成、21年度以降に第1次現場実証技術の選定、25年に局部補修自動ロボットを開発する見込み。
残り50%掲載日: 2021年1月29日 | presented by 建設通信新聞