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あきたi-Con推進協/ICT工事のノウハウ共有/スピード向上など説明
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>秋田県や国、関係団体などで組織する「美の国あきたi-Construction推進協議会」(会長・田口郁夫県建設部技術管理課長)は、秋田市の県庁で2017年度ICT活用工事事例報告会を開き、ICT活用工事の事例を基にメリットと課題を共有した。
事例報告では、県が17年度から実施しているICT活用工事のうち、国の現場支援型モデル事業に東北で唯一選定された秋田市下浜羽川での河道掘削工事について、施工を支援した日本建設機械施工協会施工技術総合研究所の藤島崇研究第3部次長と、施工を担当した秋田鋪道の伊藤満工務部次長がそれぞれ取り組み内容を報告した。
このうち藤島氏は、丁張が不要なために人手を他に回せるといったことや、掘削時の荒掘りと法面の整形を同時に行えるため、施工スピードが向上したなどの利点を報告。従来施工の試算では約37日かかる作業を約25日で終えることができ、約12日の短縮を実現したとしている。
伊藤氏はICT建機による施工について、素早く高い精度の施工が可能であり、仕上がりの状態も良好だと説明。一方で、活用時の注意点として3次元設計データ作成時に入力ミスが発生しないように、座標の整合性や現地の地形を考慮に入れた修正の必要性を指摘した。
また、導入に向けた課題について、藤島氏は3次元データ作成の外部委託や建機のリースに伴う費用の割高感など、伊藤氏は増加していく対応工種などへの準備として、事前の知識の収集や機材などが不可欠になる点を挙げた。
残り50%掲載日: 2018年3月7日 | presented by 建設通信新聞